KY house  リノベーション

【 建築概要 】

所在地 : 大阪市東淀川区
構造規模:SRC造12階建/11階部
専有面積:78㎡
竣工  : 2006・12・28
設計監理: 狩谷泰男アーキテクツ
施工  : コーナン建設株式会社

 

 

 

 

 

 

 

 

築30年マンションリノベーション計画

大阪・淀川の北側に位置するこのマンションの11階の部屋からは、淀川が一望でき都心の摩天楼を見渡すことができる。この住戸購入にあたり最大の魅力となった、眺望のよさと、それをさらに楽しむことのできそうなルーフバルコニーを最大限活かすことから、今回の計画は始まった。
いくつものプランが検討されるなか、“今を一番に楽しめるように”ということが念頭におかれるようになった。

そして、“子供たちが小さい間は一緒に寝ればいいよね。”、子供が勉強している横で大人たちは用事をしたり他の事をしたっていいのじゃないか”、“子供たちの成長に合わせ少しずつ空間を家具などで分けていけばいいかな。”といったところから、一つの大きなワンルーム空間にたどりついた。
仕上げはシンプルに壁・天井は白く塗装し、床はパインの無垢材とした。
寝る場所(タタミスペース)は、寝る時間の違いから、収納可能な建具で簡単に仕切られるようにしている。

また、サニタリー部分にも、自然光と風を取入れるため壁のリビング側にスリガラスの開口を設けた。浴室からの湿気による結露の懸念もされたが、まったく問題なく1年が経過しようとしている。

竣工後、もうすぐ一年が経とうとしているが、できた頃と同じ様子で住まわれている。これから少しずつ手が加えられ、この住まいは成長していくことであろう、子供たちとともに。

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